投資信託を【ひふみ】に決めた理由~評判と口座開設の方法

投資信託を【ひふみ】に決めた理由~評判と口座開設の方法

ちょっと風邪気味のナリヒロです。「お金を何とか増やしたい」と思っていながら、どうしたらいいかわからない人。または、「投資信託は、どうやって始めたらいいの?」と漠然と悩んでいる人。そんなあなたのために、とりあえず始めてみた小生のリアルな信託投資の体験談をご紹介します。まず、最初にいきなりですが、小生が思い知った現実は、これです。

投資はプロに任しても、元本を割るリスクは変わらない!

無意味と化した定期預金

「銀行に預けているだけではお金は増えない」。こう言われて久しいですが、小生の家で預けている定期預金でも、その事実が如実に表れています。

みずほ銀行のスーパー定期に預けている10万円。この2月で2年の満期を迎えましたが、利息(年率)が約0.01%で、付いた利息の合計がなんと13円。ここから税金が引かれて、手元に残るのは12円です。2年預けて、12円。ATMの時間が手数料も払えません。つまり・・・。

預金では、笑ってしまう程、お金は増えないのです。

  

そういう事実が身に沁みながら、数年、投資を考えていましたが、「株」というと、「常に株価を気にしながら売り買いをしなければ儲からない」というイメージがあるためか、なかなか踏み出せずにいました。そこで、「プロに任せて投資できる信託投資」ならと、真剣に考えるようになったのです。

投資信託とは?

「具体的に言うと、投資信託とはどういう仕組みなのか?」

投資信託とは、投資家から集めたお金をまとめて大きな資金として、運用のプロが株式や債券などに分散して国内外を問わず投資・運用をします。分散の割合とか、投資先の種類とかは「商品」によって様々あり、「ローリスク&ローリターン」から「ハイリスク&ハイリターン」までさまざまあり、どれにするかは結局は私たち投資家の判断にゆだねられています。(参照:投資信託協会HPなど)

つまり、結局は「自己責任」で行うということです。

 

どの投資信託にするか?

さて投資信託をやろうと決めても、次に考えなければならないのは、「どの投資信託にするか」という問題です。

投資信託(商品)は運用会社で作られて、それが証券会社や銀行などの販売会社を通じて購入することが一般的です。ネットでよく知られている販売会社には、「楽天証券」、「SBI証券」、「カブドットコム証券」、「マネックス証券」などがあります。

どの証券会社も、100以上の「商品」を扱っており、販売会社を決めても、またどの「商品」を選ぶかが、一苦労のようです。

「ひふみ投信」に決めた経緯とは

日ごろ忙しい小生は、いちいちどの商品がいいかを調べる気力も時間もありませんでした。そんな時、気が付いたのが、いつも見ていたニュース番組です。

国際と国内の政治と経済のニュースをバランスよく紹介するテレビ東京のニュース番組、「ワールド・ビジネス・サテライト」。そこに出ていたコメンテーターの一人、藤野英人氏は、日本で実績トップクラスを誇る投資信託を運用している「レオス・キャピタルワークス」の社長だというのです。

彼の国内外の経済動向や企業の動きなどの解説には、先見性のある鋭い分析力がにはいつも感心させられます。また、企業に対する暖かい視線も特徴でした。実際、経済雑誌を見てみると、レオス・キャピタルワークスが販売する「ひふみ投信」の実績に対する評価は、非常に高いものがあります。

また、業界では「R&Iファンド大賞2018年」優秀ファンド賞、そして「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2017」なども受賞しています。

いろいろ調べれば、他の商品のチョイスも出てくると思いましたが、とりあえず「ひふみ投信」で投資信託を始めることにしました!

比較的簡単な「ひふみ」口座開設

さあ、いよいよ行動開始です。どの証券会社を通じて、「ひふみ投信」を買おうか。ここでまた証券会社のリサーチです。大手の販売会社(証券会社や銀行)で「ひふみ投信」と買うことができます。ところが、レオスのサイトを見ると、直接レオスから買うことができるではないですか。

早速、レオスのサイトの口座開設フォームを入力。(これは入力情報が多く、多少時間が掛かります)。そのあとで、必要とされるマイナンバー確認書類(マイナンバーカードの画像)と本人課金書類(運転免許証)のアップロードを完了しました。

数日後、口座開設通知書が届きました。その書類の中に、口座番号が記されており、それがそのままサイトのログインIDとなります。

最初のログインで、お得なNISA(2023年まで毎年120万円を上限として株式等の購入に対し、その売却益や配当・分配が最長で5年間非課税にする制度)を申し込みましたが、これが承認されるまでしばらく掛かりました。(別の機会にNISAについては紹介します)

束の間の喜びと続く「元本割れ」

NISAの認可が下りれば、後は簡単です。投資したい金額を、自分の銀行ござからレオスの口座に振り込めば、2~3日で金額分の口量のお購入が完了します。

初回は50万円分を購入しました。(2018年8月23日)。口量は、102,708です。購入時の1万口当たりの基準価額は、48,682円でした。

その日から、チャートが気になる日が始まりました。購入早々は、順調に推移しました。9月3日には、基準価額は一気に50,487円に。ひと段落した9月26日には、52,932円まで上がりました。

評価金額は、543,653円。評価損益は、プラス43,653円です。わずか1か月でこれだけの利益です。

「やはり投資信託を始めてよかった」という気持ちがふつふつと湧いてきました。しかし、あろうことか、 その後、 株価の低迷と連動し、基準価額は年末に向けて下がり続けたのです。

そして年末の12月25日には、遂に基準価額が、信じられないことですが、37,966円まで下がってしまいました。

評価損益は、実にマイナス 110,058円 !!!

ほぼ20%も損してしまったのです。「やはり素人が手を出したのが間違いだったのか」。その時、ふと思い出したのは、レオスのサイトに書かれてあった言葉です。

「 10年、20年と続く資産形成のパートナーとして将来の夢や目標に向けてコツコツがんばるお客さまを応援します」。

この言葉には、「たかが1年ぐらいで、損益が多少出たぐらいでジタバタしない欲しい」というメッセージが込められているように思いました。自分の動揺ぶりが恥ずかしくなり、しばらくの間、チャート動向を見るのを止めました。

するとどうでしょう、年が明けてから、基準価額は徐々にですが上がり始め、4月12日現在、基準価額は46,498円まで戻しています。損益でいうとまだ22,429円のマイナスと元本割れの状態ですが、しばらく静観を続けるつもりです。またご報告しますので、お楽しみに。■

その後の状況は、下の記事で。

【ひふみ投信】体験報告①~「令和」は不景気に?