【悔いのない人生】を始める~あなたでも出来る方法とは

【悔いのない人生】を始める~あなたでも出来る方法とは

あなたは今、「人生が物足りない」とか、「人生が空しい」と思っていませんか。

職場と自宅を往復するだけの毎日。休みの日も、記憶に残るような特別なことをするわけでもなく、日常のルーチンワークをこなすだけで終わっている。

そしてふと考える。「何のために生きているのだろうか」。さらには「死ぬときに後悔するのでは」と心配してしまいます。そして、

「何とか、この状態から抜け出したい」

と熱望している自分に気が付く。そんなあなたのために、自分の人生を少しでも価値あるものにするための手立てをご紹介したいと思います。

重要なことは、「自分を見つめ直すこと」です。

ご心配なく。これは宗教やスピリチュアルなもとは一切関係のない、実社会に根差した経験に基づく手法です。とにかく、これから読んでいただく僅か2分程度の説明で、あなたの人生は価値あるものに変わるかもしれません。さあ、早速、始めましょう。

死ぬ時に後悔しない人生とは

まず、いまさらながらの問いから始めます。

「死ぬ時に後悔しない人生」とはいったいどんな人生でしょう。

これを言い換えると、自分が死ぬときに「自分は幸せだったな」と思える人生のことだと言えるでしょう。

それでは「幸せ」とは何でしょう。

それは、「自分が求めるものが与えられる、または達成した時」に持つことができる感情です。つまり、

自分が求めるもの、または達成したいことが、あなたの人生を幸せにする重要な要素ということです。

「そんなことは分かっている」と思うかもしれません。ただ、自分の人生に不安を感じている人は、この大切な「自分にとっての幸せの原点」をしっかりと見つめずに、日々の暮らし追われていることが多いのです。これでは、幸せな人生を自分の元に引き寄せることはできません。

例えば、「幸せ」という建物を建てることを考えてみてください。建物には材料や作業員が必要ですが、土台が無ければしっかりした建物、つまり「幸せ」は完成しません。この土台となるのが、「自分が何を望んでいるか」という認識なのです。

自分の望みとは何か?

さあ、次はあなた自身について考えてみてください。

「自分はいったい何を望んいるのか」。

これを見極めることは、言葉でいうより簡単ではありません。個人、家族、仕事など。年齢を重ねるごとに、人間関係のしがらみや責任が拡大し、「自分の望み」はどこかに消えて見えなくなっています。自分が何を望んでいるのか、また望んでいたのかをすっかり見失ってしまっている人も多いのではないでしょうか。そこで、まずやっていただきたいのは、

自分の望みを思い出すことです。

具体的なことなら理想的なのですが、抽象的なことでも構いません。例えば、次の様なごく簡単なものでもいいのです。

  • 自分の家族を幸せにしたい
  • お金を稼ぎたい
  • 自分の能力を高めたい
  • 人のために貢献したい
  • 〇〇になりたい

もし、自分の望んでいることを思い出せなかったり、そもそも望みなどないという人は、子供の頃や若い頃を思い出してみましょう。

子供の頃に夢中になったこと、夢に描いていたことは、何でしょうか。

  • 学校の先生になりたい
  • 野球の選手になりたい
  • 科学者になりたい
  • 社長になりたい

子供の頃の話ですから、望みも子供じみたもの、非現実的なことだったことでしょう。しかし、その思いは今の自分に形を変えて残っているかもしれません。子供の時の記憶を起点に、今もその断片が存在しているかどうか、確かめてみましょう。

例えば、こんな具合です。

  • 学校の先生になりたい →人に自分の知識を教えてあげたい
  • 野球の選手になりたい →野球をやりたい
  • 科学者になりたい →科学のことをもっと知りたい
  • 社長になりたい →起業したい

望んでいることが分からない人のために、もう一つの方法があります。それは、人に聞いてみることです。

自分が一番幸せそう、楽しそうにしているのはどんな時なのか。

ただ、それは笑っているとか、表面的なことではなく、心の底からにじみ出ていることです。

  • ボランティア活動している時
  • 新しい仕事を始めた時
  • 人と交流している時
  • 趣味の将棋をしている時

できれば身近な複数の人に聞いてみましょう。そして、それを素直な気持ちになって見つめてみましょう。自分の望むことが、おぼろげにでも見えてきたらしめたものです。

また、人によっては望むことが複数出てくる人もいるでしょう。「家族を幸せにしたい」し「お金も稼ぎたい」などなど。こうした場合は、無理やりでも優先順位をつけてください。どちらが譲れない望みなのか。これは、自分を認識する意味で、非常に大切なことでもあります。

望みと現実の距離を検証する

自分の望みを認識したあなた。次のステップは、

望みと現実との距離を見極めることです。

望みとしていることは、いま、実現していないわけです。そこで、それが全く実現していないのか、それとも近いところまできているのか、考えてみてください。

まず物理的な観点です。

会社を経営したいという望みを持っているとしたら、自分は会社でのポジションがどこにあるのか。課長なのか部長なのか。また起業を考えた場合、会社経営のノウハウはどこまで持っているか。あくまで望みを達成するために必要は条件を考えてください。

例えば、野球の選手になりたいという望みの40歳の男性にとって、それは100%無理です。その場合は、

望みを現実に合わせて変形させていく必要があります。

つまり、望みのエキスをそのままに、表層を変えていくのです。「野球の選手になりたい」という望みならば、「自分にとってレベルの高い野球ができるようになりたい」とか「プロ野球球団で働く」という形です。

次に意識的な問題です。

自分の望みに対して、日ごろどのぐらい意識ているかということです。日ごろまったく考えていないのか。1年に何度か考えるのか。または一週間に1度ぐらいなのか。これは望みを現実化するための力に関係することなので非常に大切です。あまり意識していない人は、

望みのことを意識して考えるようにしてください。

さあどうでしょうか。望みと自分の物理的、そして意識的な距離は分かりましたか。これをしっかりと心に留めて、いよいよ行動に移ることになります。

計画、そして自分をマネージメント

これまで行ってきたことは、現状の検証。つまりあなたの頭の中だけでできることです。しかし、ここからは望みに近づくための計画を立て、実際、行動していくことになります。ただ、力む必要はまったくありません。例えば「人生ゲーム」をやるような気分で取り組んでください。

まず計画です。

「毎日の生活でいろいろ起きるので、計画を立てても実現することはない」と最初から思う人がいるかもしれません。しかし、たとえ一週間後に崩れ始める計画でも、立てることに意義があるのです。

計画は、望みをかなえる道筋を表すだけではありません。

望みへ自分を正しい方向へ勢い付けるものでもあります。右側の方に望みがあるとしましょう。計画を立て、それを実行しようとすることによって発生する勢いは、自分を左側ではなく右方向に押し流してくれるのです。つまり少なくとも望みへの距離は縮まります。その都度、方向のずれを軌道修正していけは、さらに望みに確実に近づけます。

そして、計画を立てる際に、まずやっていただきたいのは、

計画の文字化することです。

計画を頭で思いめぐらすことは出来ますが、日常生活に戻ると、せっかくの思いはかき消されてしまします。

昔なら専用のノートを作ることになりますが、幸いにも近頃はスマホが便利になっており、物事を書き留めておくアプリも多くリリースされています。クラウドによって保存される文書アプリを使えば、どこでも確認、更新することも可能です。

たとえば、マイクロソフトの「note」、グーグルの「Keep」、または「Evernote」なども便利です。それぞれ無料である程度まで使えますし、計画の細分化や付随する情報量に合わせて拡張することも可能です。

計画を作るときに注意したいのは、現時点と望みの距離感と方法です。

まず距離感は物理的な部分がポイントになります。例えばあなたがサラリーマンで、自分の会社も持ちたいと望んで場合を考えましょう。まず、望みへ自分を前進させるために必要なことを書き出すことから始めます。

  • 何の業種の会社なのか。
  • 資金はどうするのか
  • 経営の知識はあるのか
  • 協力者はいるのか
  • 家族の賛同は得られるのか

そうすることによって、具体的に必要なことが分かります。(分からなければ調べましょう)。そして、それぞれにかかる時間(日数)がおぼろげに見えてきます。それを総合すれば、自分の会社を持つという望みに必要な時間と労力がはっきり認識できるわけです。

「家族を幸せにしたい」という望みがあるのに、まだ独身の方もいるでしょう。その人にとっての必要なことは、「結婚相手を見つけること」です。参考になる記事を別に書いていますので、そちらを参考にしてください。

【出会い】がない!~社会人が結婚相手を見つける理想的な方法とは?

さあ人生を価値あるものにするための計画書ができました。ただ、計画書は実行に移さなければ意味がないですね。ただ、実行に移す際に必要な方法があります。それは、

セルフマネージメントです。

自分が立てた計画が無効になるときはいつでしょうか。それは、自分自身が「もうだめだ。諦めた」という瞬間です。だとしたら、食い止めるにはどうしたらいいでしょうか。実はいい方法があります。

計画を遂行する自分と、遂行させる自分を分離するのです。

つまり、自分が自分のマネージャーになり、失敗した時は激励し、進展したときは褒めてやるのです。つまり自分で自分を管理する、「セルフマネージメント」。そうすることで、計画を頓挫させず、継続させていけるのです。それはまるで、「スターを目指すタレントと事務所のマネージャ」や「オリンピックを目指す選手とコーチ」みたいな関係と言えます。

このスタンスを取っていれば、自分がどんな障害に直面しようと、どんなに大きな失敗に見舞われようと、常に冷静になって現実を見つめることができます。そして、引き続き望みに向かっていけるよう、軌道修正することができるのです。

延滞しても継続することが大事

時に自分が望んでいる方向が分からなくなり、自分の位置さえも分からなくなる場合があります。いわゆる「人生の迷子」と呼ですね。その原因は、

途中の道しるべが記されていないからです。

童話「ヘンゼルとグレーテル」では、幼い兄弟が森の中で置き去りにされます。連れてこられる途中、目印になるようにとパンを落としてきたのですが、それをすべて鳥に食べられてしまったのです。兄弟は家に帰れなくなってしまいました。

あなたが立てた計画は、途中にパン切れのような道しるべがあるでしょうか。もし的確な間隔で道しるべが置いてあるならば、あとは道しるべを目指して着実に進むだけです。

実生活では、さまざまな障害や問題が起きるでしょう。転勤、病気、子供の進学などなど。時には家族から強く反対されることがあるでしょう。そうした場合には、歩みを一時停止するかペースダウンしましょう。

ただ、諦めず継続することが大事です。

諦めたら元の木阿弥になることは当然です。また、継続する行為自体が「幸せ」を増幅させていることを、後になってしみじみとか噛みしめることになります。

また定期的に計画がどこまで進んできたのか、確認することは大切です。現実は予定通りいかないのが常です。計画とのずれが大きくて、心が折れることもあるでしょう。そんなときは、「自分は前に進んでいる」とマネージャーの自分が声をかけてください。そして、計画を見直すのです。

ここまで悔いのない人生を送る方法をステップ・バイ・ステップでご紹介しました。いかがでしょうか。中には、こう思っている人がいるかもしれません。

「計画途中で死を迎えたらどうする?」

今回の方法は、年齢や境遇によってやはり効果に差が出てしまうことは避けられません。また、不可抗力で計画を途中で断念しなければならないこともあるでしょう。しかし、「望みに向かって出来ることをした」という過去があれば、「悔いがない人生」と振り返ることもできるのです。■