おすすめ【サプリメント】~どのサプリが効果があるのか?
とかく忙しい現代社会において、栄養不足の解消のために「サプリメント」を利用したいと考えている人は多いと思います。
サプリは、医師の処方を必要とせず、街中のドラッグストアで手軽に買うことができるのも助かりますよね。ただ、そのためにかえって・・・
サプリは本当に効くのか?
という素朴な疑問を持ち、利用しない人も多いのではないでしょうか。
そしたなか、サプリが約75%を占める健康食品の通販市場規模は、2018年、5200億円を超えると予測されています。この規模は実に10年前の約1.4倍にあたり、消費者から一定の信頼を得ているとも言えます。(参照:流通ニュース公式サイト)
わたしもこの20年近く、数種類のサプリを服用してきました。必要に合わせて飲んでいるものや、毎日のように飲んでいるものまで様々です。今回は、そのプライベートな体験も交えて、【サプリの具体的な効能】と【利用する際に気を付けるポイント】をご紹介します。
サプリメントとは?
細かいサプリの話に入る前に、まず抑えたいのは次のことです。
そもそも「サプリ」とは、どいうモノのことを言うのか?
サプリは先ほどの紹介した通り、「健康食品」のひとつとして分類されているものです。また、国がその保険・健康効果などの表示を許可していない「一般食品」ということになっています。さらに健康食品については、下記の通りに位置付けられているようです。
健康食品と呼ばれるものについては、法律上の定義は無く、広く健康の保持増進に資する食品として販売・利用されるもの全般を指しているものです。
出典:厚生労働省 公式サイト
つまり、サプリについて国がその効果や効能についてお墨付きを与えていません。したがって、サプリの中には、効果があるものもあれば、効果がないものがあるという、消費者にとって悩ましい状況にあると言えます。
その悩みの解消に少しでも役に立てればと思い、いままでに服用した「おすすめサプリ」のいくつかをリストリストアップします。そして、最後に「サプリを利用する際に気を付けること」も書き添えましたので、是非ご覧ください。(以下参照:厚生労働省 公式サイト、交易財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット、「総合医療」情報発信サイト等)
ビタミンC~カゼ予防と疲れに
【ビタミンC】には、毛細血管などを正常に保ったり、日焼けを防いだり、風邪などに対する抵抗力を強めたりする働きがあるそうです。また、体内ではビタミンCを生成することが出来ないので、外から摂取する必要があります。
私が初めて利用したサプリはこのビタミンCです。アメリカに住み始めた30年ほど前、日本人には強めと言われる現地の薬は極力飲むのは避けていました。そんななか、カゼの予防やカゼからの回復を助けてくれたのがビタミンCのサプリでした。特にカゼの引き初めに服用すると、カゼにならずに済んだことが良くありました。
サプリの効き目に加えて、気になったのは摂取量です。ビタミンCに関しては一般的に過剰分は外に排出されるとされています。ただ、弊害があるという説もありますので、摂りすぎには注意した方がいいかもしれまえん。ちなみに推奨量は、大人で一日100mgが目安のようです。
ビタミンAとルテイン~目の疲労に
【ビタミンA】の主な成分には、目や皮膚の粘膜の健康を保ち、抵抗力を増強する効能があるそうです。また、暗いところでは視力を保つ効果もあるといいます。
【ルテイン】は抗酸化物質として目の老化を防いだり、有害な光から目を守つたりする働きがあります。
私は仕事や趣味で映像モニターの画面を見つめる事が多く、昔から目を酷使しています。目をケアするために、アメリカ時代からビタミンAとルテインをセットで購入し、目が疲れてくると服用して「眼精疲労」が酷くなるのを防いだものです。
ビタミンAの計量単位はレチノール活性量(RAE)が使われ、一日の推奨摂取量は大人で約850㎍RAEとされています。ビタミンAは、体内に蓄積しやすいため、過剰摂取には注意してください。 一方、ルテインの一日の推奨摂取量は、6mg以上と言われています。
マルチサプリ~必要な栄養素を一度に
服用したいサプリが増えてくると、ひとつひとつ飲むのが大変になってきます。そこで利用したいのが【マルチサプリ】です。一日に必要なビタミンとミネラルの複数を、凝縮して摂れる優れものです。
わたしが今も飲んでいるマルチは、アメリカ時代に巡り会った、バイヤー社の「ワン・ア・デイ(One A Day)」の男性用です。
上記で紹介したビタミンCとAですが、このマルチを毎日飲むようになってからは、被っていることもあり、ほとんど飲まなくて済むようになりました 。
「ワン・ア・デイ」には、20種類以上の栄養素が、少し大きめの錠剤ひとつに詰まっています。その成分量は、一日に必要な摂取量を十分満たす量になっています。含まれる栄養素とそれぞれの主な働きは下の通りです。
- ビタミンA
- ビタミンC
- ビタミンD(骨格などの発育促進、神経伝達と筋肉の収縮正常化)
- ビタミンE(抗酸化作用)
- ビタミンK(血液凝固に関与)
- チアミン=ビタミンB1(エネルギーの産生に関与)
- リボフラビン(エネルギーの産生に関与)
- ナイアシン(エネルギーの産生に関与)
- ビタミンB6(免疫機能の働きを維持)
- 葉酸(赤血球の生成促進)*50+で追加
- ビタミン12(赤血球の生成促進)
- ビオチン(栄養素の代謝を促進)
- パントテン酸(ストレスへの抵抗力)
- カルシウム(骨や歯のもと、ストレスを軽減)
- ヨウ素(甲状腺ホルモンの成分に)
- マグネシウム(体内酵素の働きを支援)
- 亜鉛(細胞生成やタンパク質合成に必要、免疫機能維持)
- セレニウム(甲状腺機能、DNA生成に重要)
- 銅(赤血球のヘモグロビン生成支援)
- マンガン(骨の発育に関与)
- クロミウム(インシュリンの働きを促進)
- リコピン(抗酸化作用)
「ワン・ア・デイ」には、男性用の他、女性用、さらに50歳以上対象の「ワン・ア・デイ 50+」(*)があります。それぞれの栄養素が水増しになっていたり、新たにヨウ素などが追加になっていたりします。私は、50歳になる前にこの“シニア版”に切り替え、今も毎日飲んでいます。
これだけの栄養素が含まれていると、このマルチがどれだけ健康の役に立っているのかは、正直よくわかりません。ただ、ひとつ言えることは、「ワン・ア・デイ」を摂り続けているこの20年間、大病はしていないことです。特にこの7年間は仕事を病気で休んだことはありません。
このマルチは、現在のところ日本の正規代理店はないようですが、アマゾンでなら並行輸入品が入手可能なようです。また、日本のメーカーも、さまざまなマルチサプリを販売していますので、自分に合ったサプリを探してみるのもいいかもしれません。
ブルーベリー~目の健康を保つ
栄養素は野菜などから自然に摂るのが理想的です。ただ、値段が高かったり入手できなかったりした時には、サプリで代用することができます。
【ブルーベリー】は、目の健康に良い働きがある青紫色の天然色素「アントシアニン」が多く含まれています。このことは日本でも一般に知られるようになっていますね。
私はアメリカでブルーベリーを比較的安く買うことが出来たので、ビタミンAとルテインに加えてよく食べていました。しかし、帰国後、それもなかなか叶わず、サプリで代用することにしたのです。
いろいろと日本のメーカーを調べてみましたが、国内トップメーカーのひとつであるDHC社のサプリが費用対効果が良く、さらにルテインも含まれているので、毎日飲むことを決めました。
このサプリの効果は、他のサプリと比べてもはっきり効果が実感できました。目を多少酷使してた翌日はに眼精疲労になり、酷い目に合うことが多かったのですが、これを飲み始めてからは、そういうことが少なくなったのです。
近年、即効性を高めた「速攻ブルーベリー」は発売になったので、さっそくこれに切り替えています。ただ、眼精疲労が酷くなってしまった場合は、やはり頭痛薬に頼ることしていますが…。(頭痛については下の記事で詳しく書いています)
【辛い頭痛】後頭部の痛みの原因は?~欠かせない良薬との出会い
コンドロイチン~関節痛の緩和に
50歳を過ぎると、一日中歩いただけで足腰に違和感が残るものですよね。特に膝はすぐ痛くなります。そういった時に助けになるサプリが「コンドロイチン」です。
【コンドロイチン】は、体の細胞内に存在し、細胞同士をつなぐ役割があります。手足の間接においては、軟骨やじん帯の弾力性を保つ働きをしています。コンドロイチンは、高齢になるほど体内での生成が減少するようです。コンドロイチンのサプリは、具体的には腰痛、関節痛、五十肩などに効能があるとされています。
私がこのサプリを初めて試したのは、50代にちょうど入ったころ。成田山新勝寺を訪れた際、その広大な敷地の中を一日中、歩く羽目になりました。結果、夕方になってホテルにチェックインするころには、膝に痛みが走るようになってしまったのです。
その夜、 「アンメルツ」でも買おうと 近くのドラッグストアを覗いたところ、目に入ったのがコンドロイチンのサプリでした。すでに聞いていた効能を試してみようと、一袋購入したのです。翌日、前日の痛みが嘘のように消えて、その日も予定通り歩き回り、無事に帰宅できたのです。
複合サプリ~“目的達成型”で種類も豊富に
数あるサプリの中でも近年、種類が増えているのが「複合サプリ」です。複合サプリとは、育毛や高齢者の滋養強壮などといった特定の目標に向けて栄養素や成分を組み合わせたものです。
わたしが現在、毎日飲んでいるは、DHC社の【ボリュームトップ】という複合サプリです。その効能はズバリ、“育毛”です。それまでも育毛剤や育毛シャンプーなどで抜け毛を予防していましたが、さらに将来に備えようとこのサプリの服用を決意しました。(抜け毛予防については、下の記事をご覧ください)
【抜け毛】を予防する方法~男性必見の頭皮・頭髪ケアとは?
ボリュームトップには、14種類の成分が多角的に配合されているようです。主な5つの成分と効能は以下の通りです。(DHC社サイト頭参照)
- 高麗人参末=血行を促進し、毛髪の成長を助ける
- ナツシロギク末=毛髪の基になる毛母細胞を活性化する
- HTコンセントパウダー(ジャガイモ末、菊芋末、メカブ末)=頭皮細胞を活性化する微量元素の吸収を促進
- カンレンソウエキス末=(髪や肌の老化を防ぐ)
- 女貞子エキス末=(髪につやを出し、白髪を減らす)
このほか、毛髪の主成分であるケラチンを合成する「亜鉛」も含まれています。わたしがボリュームトップを使用したところ、数日で効果が現れました。まず、毛髪自体の張りが出て、全体的に量が増えた感じが見受けられました。さらに飲み続けると、毛髪の色ですが若干黒々としたみたいです。
ただ、育毛や頭皮ケヤに関しては、 別の記事でも紹介した通り、 いろいろ他にも取り入れているので、このサプリだけの効果ではないと思いますが。
サプリを利用する際に気を付けること
現在、マルチを含め数種類を毎日飲んでいますが、いまのところ副作用らしき副作用は見受けられません。しかし、これはあくまで私の体の話です。
人によって体質は様々です。同じサプリでも服用する人によって合わないということがあります。
わたしの体験さえ、鵜呑みにすることは決してしないようにしてください。以下、サプリの服用に関して、主な注意事項を上げますので、参考にしてください。
- 複数のサプリを服用するときは、成分が重複しないか気を付ける
- 一日の摂取量に気を付けて服用する
- 常用しているサプリでも、体調に異常が現れた場合は服用を停止する
- 服用停止後、しばらく異常が続く場合は、医師に必ず相談する
- 多量のサプリ服用は肝臓に負担をかけるので避ける
- 肝機能に問題を抱えている場合は、服用量を控えめにする
- 通院中、妊娠中、授乳中の場合は、使用を始める前に医師に相談する。
栄養補給は一般の食品で行うのことが第一。サプリメントの「補助」という本来意味が示す通り、サプリはあくまで「補助食品」としてうまく活用していきたいものです。■
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