【会社を辞めたい】原因は~仕事ストレスの対処法

【会社を辞めたい】原因は~仕事ストレスの対処法

「こんな会社、もう辞めたい」。

あなたは毎日、こう考えていませんか。月曜から金曜まで、頭に重くのしかかるどんよりした思い。週末になれば、月曜から再び始まる苦痛の時間を思うと、ゆっくり休むこともできない。

そんな日々を繰り返していくうちに、一年、一年が過ぎていき、体も不調をきたしてきてプライベートな時間も満足に過ごせなくなる。今度は本気で「こんな会社を辞めたい」と思うが、何か踏ん切りをつけることができない。

もしあなたが、頭で何回も「辞めたい」という言葉を繰り替えしているとしたら、一刻も早く何らかの対処が必要です。なぜなら、感情的な勢いで物事を判断しまうことは、後で後悔するような大きな「誤断」を犯してしまうからです。

そうならないために、ほんの2分ほど時間を下さい。ほんの2分ほどの間に、「誤断」を回避できる方法をご紹介します。さあ、気持ちを嘘でもフラットにした上で、お読みください。

まず、自分を俯瞰(ふかん)で見る

人間は辛いことがあったり、危険を感じたりする時、感情的になったり、周囲のことが見えなくなったりします。つまり、視野が狭くなって、本来持ってる判断力が低下してしまいます。

そういう時は、往々にして普段ならしないミスをするものです。それが会社を辞めるということならば、その時だけのミスでは終わりません。残りの人生の後々まで、尾を引く可能性があります。それを避けるために、

「会社を辞めようと」と思い悩んだら、第三者の視点を持ってください。

第三者の視点を持つということは、例えばタレントを管理する「マネージャーみたいなもう一人の自分」を「悩んでいる自分の外側」に置くことです。

それは難しいことですが、一つの具体的な方法があります。自分の今の状態を紙に書き、それを改めて読むという方法です。(これを継続的に行うことを、「セルフマネージメント」と呼びますが、下記の記事で説明していますので参考にしてください)。

【悔いのない人生】を始める~あなたでも出来る方法とは

自分の状態をマネージャのように客観的に見るためには、冷静になれる環境が必要です。それは仕事の最中や、仕事の合間では到底無理です。やはり、物理的にも時間的にも仕事から離れた時間、つまり休日にできれば自宅以外の場所、静かな公園などが理想です。

どこかで仕事を楽しんでいないか?

まず、「もう今の仕事は続けられない」と思うあなたを置き去りにして、今の会社に就職した時の自分を思い返してください。

今の会社を選んだとき、あなたはどういう心境だったのでしょうか。あえて大雑把に考えるとしたら、下のどれかに当てはまらないでしょうか。(複数の場合は、第一の根拠を選んでください)

  • 「昔からやりたかったことが出来そうだった」
  • 「希望の会社じゃなかったけど、待遇が条件が良さそうだったから」
  • 「人に勧められたから」
  • 「他に選択肢がなかったから」

どうでしょう。もし、「昔からやりたかったことが出来そうだつた」としたら、マネージャーのあなたは、悩んでいるあなたを是非、叱咤激励をしてやってください。

「あなたは、〇〇がやりたくてこの会社を選んだんだ。それが出来ているじゃないか。(または)これから、出来るんじゃないか」。

もし、現在のポジションでその「やりたかったこと」が十分できていないとしても、まだできる可能性があるのではないですか。それを、まず落ち着いて考えましょう。そうすれば、まだまだ会社にいられそうな気持になるかもしれません。

「待遇や条件が良さそうだったから」ならば、現在、あなたはそれらを十分享受しているでしょうか。その満足度と自分が受けているストレスとを差し引きしてみて、プラスになるかどうか。プラスになるとしたら、まだ会社にいる意味はあると言えるかもしれません。

「人に勧められたから」は、少しトリッキーです。それは勧めてくれた人が、あなたにとってどんな人なのかによるからです。もしその人が、あなたより経験が豊富な「大先輩」で、あなたのことを比較的良く知っている人ならば、もう少し会社で食い下がる価値があるかもしれません。勧めてくれた人へ義理を感じることがあれば、もう少し頑張れますよね。

「他に選択肢がなかった」ということで、泣く泣く今の会社に入ったならば、最初からモチベーションがマイナスだったと言えるでしょう。その会社に入ることさえストレスを感じていたことが想像されます。それの上さらに仕事上で負荷がかかったら、これはきついですよね。客観的に見ても、退職を含めて具体的に対応策を考えるべきです。あくまでマネージャーの自分としてです。

仕事に本当の価値はあるか?

そもそも仕事とはなんでしょう。

もちろん生活するための資金を得るためのものです。その他に、あなたが若ければ若いほど、仕事に「やりがい」を求めている部分が大きいかもしれません。

あるテレビドラマで、「仕事は生きること」というセリフがありました。考えていみると、社会人になってから、わたしたちは、 睡眠を除けば仕事に最も多くの時間を費やしているのではないでしょうか。つまり、仕事によって自分を鍛え、成長させているとも言えるのです。

もし「やりたいこと」が仕事に少しでもあるならば、その価値は少なからずあると言えます。もし、あなたがそういう機会を今の仕事で得られているならば、「辞めたい」と思っている自分に対し、正面切って対処する必要があります。

その一方、仕事は生活をするためという経済的な理由があります。ある著名人が人生相談で言っていたことがあります。

「給料は我慢に対する報酬である」。

つまり、仕事による生成物の対価として給料が与えられていると同時に、仕事上で受ける精神的な苦痛に対しての対価でもあるというわけです。

どうでしょう。いま抱えているストレスや嫌気に対しても給料が払われていると考えれば、「辞めたい」という気持ちが薄らいでいくのではないでしょうか。

元凶は人間関係では?

ここまで、あなたと仕事の関係に絞って考えてみました。しかし、多くの場合、仕事を困難にしているのは、仕事そのものではなく、仕事で接する人との関係かも知れません

つまり人間関係によるストレスです。

そういう人の場合、「仕事は続けたいけど、いまの上司の下ではやっていけない」というパターンが多いようです。そういう場合は、人間関係の軋轢によって「自分の仕事が邪魔されている」と苦痛さえ感じることもあります。

しかし、重要なことは、前段の「あなたにとってのその仕事」です。もしそれが、出来ることなら手放したくないものなら、ある程度労力を費やして人間関係の改善、もしくは人間関係のから受ける被害を最小限にとどめる策を考える意味があるということです。

その対応策は、軋轢を感じている相手によって大きく変わってきます。それぞれ、分けて考えてみましょう。

①相手が部下の場合

部下に対して不満を持っているあなた。「その原因は部下にある」と思っていませんか。そして、往々にしてその理由は、「部下は、自分の命じたことを、ちゃんとやってくれない」ということではないでしょうか。

通常、あなたの方が部下より経験があり技術があるわけですから、部下の不甲斐なさが目に余ることは当然です。ここで、あなたは二つ役目があることを認識する必要がでてきます。

一つは「業務を指示すること」、そしてもう一つは「部下を教育することです」。

あなたは、「業務命令」をするだけで、「部下教育」を疎かにしていないでしょうか。もちろん、人にモノを教えることは、時間も労力もかかることで、ストレスが溜まります。しかし、それも給与の一部と考え、日々続けていけば、必ず「仕事を任せられる部下」として成長していくはずです。

しかし、部下に対して、「そもそも仕事に対する姿勢がなっていない」とか「常識がなっていない」と思っているならば、話が違ってきます。

もう一度繰り返しますが、あなたに求められているのは、「業務の遂行」と「部下の教育」です。ここで言う教育とは、業務の遂行に必要な教育であり、「人間教育」ではありません。つまり、部下の人格形成に対してあなたが課せられたことは、基本的にありません。直ちにあなたの上司か、人事課に相談しましょう。

②相手が同僚の場合

不満の対象が同僚の場合、それは「いじめ」の場合が多いと考えられます。その理由も、学校のいじめと基本てきに変わりはありません。

いじめの根底にあるのは、「嫉み(そねみ)」や「妬み(ねたみ)」です。会社では、こういう類の問題で転属願いをしても、なかなか受け入れられません。そのため、回避するために退職を考えたくなるのですが、その前に試しえ欲しいことが二つあります。

もし、あなたが自分の能力にある程度自信があるとしたら、それをひたすら高めることに注力しましょう。上司を含め、部内のだれもが認める好成績や高い技能を見せつければ、情勢は大きく変わります。つまり、相手が近寄りがたい存在になってしまえばいいのです。

しかし、「自分の能力に自信が持てない」という人もいるでしょう。その場合は、手間がかかりますが、部内での自分のポジションを探る必要があります。つまり、「どのグループに付くか」ということです。てっとり早いのは、上司の下に付く方法。相手の前で上司と親密なところを見れば、不当な圧力をかけることはでません。

ただ、上司の下に付くことは、基本、部下の多くがやっていることなので、競争が激しいのが常です。勝ち目がなさそうならば、ナンバー2を狙いましょう。

③相手が上司の場合

最後のは一番ハードな「上司に不満がある場合」です。これこそ、自分ではどうにもならないケースが多いようです。

なぜなら、会社ではそのヒエラルキーに基本的に「絶対服従」しなければいけません。近年、明らかなセクハラやパワハラ行為があれば、会社に申し出る仕組みが整ってきていますが、現実問題として、なかなか踏み切れるものではありません。そうなると、往々にして「耐え続ける」ことになります。

しかし、突破口はあります。それは、上司を一人の人間としてみることです。「顔を見るのも嫌だな」ということで引きこもるのでなく、冷静に観察してみましょう。

「彼(彼女)が自分に強く当たるのは、ナゼか」。

そういう第三者的な見方で上司を見れば、上司と言えども一人間として見えてくるものです。一度、勇気をもってやってみましょう。(このケースに関しては、後日、詳しくご紹介する予定です)

自分の状況を分解して冷静に

さあ、どうでしたか。大雑把ですが、辞職を決める前に考えたい事柄をご紹介しました。今回は分かり易くするために、理由を明快に分けて解説しましたが、現実にはこれらが複雑にミックスされ、「会社を辞めたい」という気持ちを作り上げているかと思います。

しかし、それをあえて丁寧にひも解いてみることで、うその様に冷静になれるのです。自分の状況を分解した後で、どの原因がウエイトが高いのか検討してみてください。

また、そのプロセスを経ても転職するという結論になった場合でも、すぐに辞めてるのではなく、仕事を続けならが転職活動を同時に進める方法をお勧めします。生活が急に頻拍することを避けるためもありますが、他の仕事をいろいろ見ることで現在の仕事を見直す機会にもなるからです。

明日から、辞めたいと思っている仕事に、新しい視点を持って臨んでください。■